会社を辞めた妻を見て、安心するはずだった
妻が会社を辞めたとき、
正直なところ、そこまで大きな不安はありませんでした。
仕事が急に辛くなったわけでもなく、
「しばらくは自分が稼げばいいか」
そんな気持ちのほうが強かったと思います。
稼げるだけ稼って、
余った分は投資に回す。
資産が増えていけば、それでいい。
当時の資産形成は、
深く考えるものというより、
増えていたら楽しいな、くらいの感覚でした。
でも、少し時間が経ってから、
じわじわと違和感が出てきました。
私は20代後半から、資産形成を始めていた
誤解のないように言うと、
私は最近になって突然お金に向き合い始めたわけではありません。
20代後半から、投資信託や個別株を買い、
いわゆる「資産形成」はそれなりに手をつけていました。
周りより早いわけでも、遅いわけでもない。
ただ、「やらないよりはやっておこう」
そんな感覚だったと思います。
その延長線上で、
老後の備えも、なんとなく頭にはありました。
結婚したとき、親から渡された一冊の通帳
妻と結婚したときのことです。
親から、1冊の通帳を渡されました。
「あなたが子どもの頃から貯めていたお金だよ」と。
正直、もう少し入っていると思っていました。
期待していたわけではないけど、
どこかで「塵も積もれば」ぐらいの感覚はあったと思います。
中を見て、驚きました。
残高は、100万円ほど。
しかも、ほぼずっと普通預金のまま。
長い時間をかけて貯めても、
お金は、置いておくだけではほとんど増えない。
数字として、それを突きつけられた瞬間でした。
「増やすこと」が急に現実味を帯びた瞬間
親を責める気持ちはありません。
むしろ、子どものために貯め続けてくれたことには感謝しています。
ただ、このときはっきりと分かりました。
老後の備えは、気持ちだけでは足りない。
時間と仕組みがなければ、
お金は思ったほど増えてくれない。
それまでやっていた資産形成が、
「なんとなくの投資」から
「将来に直結する行動」に変わった瞬間でした。
それでも私は、会社を辞めなかった
私の中では、ずっと同じ疑問が残っています。
いくらあれば、会社を辞められるんだろう?
この問いに、いまだに答えが出ていません。
不安の正体は、「足りるか」ではなかった
考えてみると、
不安なのは「お金が足りなくなること」そのものではありません。
もっと怖いのは、
この判断が正しかったのか、後から分からなくなること。
- もう少し働いていれば良かったのか
- 辞めるのが早すぎたのか
- 妻との選択肢を狭めていないか
会社を辞めるということは大きな決断だと思います。
給料が入ってこなくなるってすごいことですね・・・
だから私は、
数字だけでは割り切れない場所で、
立ち止まっているのだと思います。
「お金の正解」は、まだ分からない
20代後半から資産形成を、
結婚して、親から通帳を受け取り、
妻が会社を辞めた今。
それでも私は、
「これが正解だ」と言える答えを持っていません。
ただ一つ言えるのは、
お金の問題は、
増やすかどうかだけでは終わらないということ。
働き方、家族、老後、判断の重さ。
全部が絡み合って、
ようやく「現実」になる。
私は今も、
その正解を探している途中です。
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